痩せすぎで悩んでいませんか?拒食や病気のリスクと正しい対策を解説

人生は筋肉や!くじらです

痩せすぎで困っているあなたへ

「どんなに食べても太れない」「まわりから『細すぎる』と心配される」
そんなふうに、痩せすぎで悩んでいる方は少なくありません。ダイエットブームが続く中、やせていることが美徳のように語られる一方で、痩せすぎは体に深刻なリスクをもたらす場合があります。

この記事では、痩せすぎの原因や、隠れた病気との関係、拒食症などの摂食障害の可能性、そして健康的に体重を増やすための方法について、わかりやすく解説します。

私も小さいころ痩せすぎていて、今ではいいマッスルになりましたが、骨と皮だけの人間だったので、抜け出した方法を思いつく限り科学的な観点を交えながら解説しますね。


痩せすぎとは?BMIから見る健康状態

一応確認しておきましょうか。あなたはまず、自分が本当に「痩せすぎ」に該当するのかを客観的に判断してみましたか?判断基準をお伝えするので見た目だけではなく痩せすぎの場合は数字から見てみてください。

痩せすぎの基準はBMI18.5未満

BMI(ボディマス指数)=体重(kg) ÷ 身長(m)²
日本肥満学会の基準では、BMIが18.5未満だと「低体重(痩せ型)」とされています。

例:身長160cmの人の場合
18.5 × (1.6 × 1.6) = 約47.4kg
体重が47.4kg未満だと「痩せすぎ」に該当

見た目や体感ではなく、数値としても痩せすぎが確認できた場合は、体に何らかの問題がある可能性があります。


痩せすぎの主な原因とは?

1. 栄養不足・不規則な食生活

「ちゃんと食べているつもりでも太れない」と言う方でも、実は**必要な栄養素(特にたんぱく質や脂質)**が足りていないケースがあります。

・食事回数が少ない
・偏った食事(野菜中心、炭水化物控えめなど)
・間食を避けている
→こういった生活は、エネルギー不足を招き、体重が増えない原因になります。

2. 拒食症(神経性食欲不振症)

痩せすぎの背景に、心の問題が隠れている場合も。特に注意が必要なのが「拒食症」と呼ばれる摂食障害です。

【拒食症の特徴】

  • 痩せていても「もっと痩せなきゃ」と思ってしまう
  • 食事を意図的に制限する
  • 極端な運動をする
  • 体重が減ることに快感を覚える

拒食症は深刻な精神疾患であり、心と体の両方を壊してしまいます。放置すると命の危険もあるため、早めの対応が必要です。

3. 病気による体重減少

思いがけない「病気」が原因で痩せすぎていることもあります。以下のような疾患では、食べても太れない、体重が落ちていくといった症状が見られます。

  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
  • 糖尿病
  • 消化器系の疾患(胃腸の吸収不良)
  • がん
  • 慢性の感染症(結核など)
  • 精神疾患(うつ病など)

特に「以前より明らかに体重が落ちた」「疲れやすい」「食欲がない」といった症状がある場合は、医療機関の受診が最優先です。


痩せすぎによるリスクとは?

痩せすぎが長期間続くと、体にさまざまな悪影響を及ぼします。

1. 免疫力の低下

栄養不足により、風邪や感染症にかかりやすくなります。

2. 筋肉量・基礎代謝の低下

筋肉が減ると疲れやすくなり、エネルギーも消費しにくくなります。

3. 女性の場合、生理不順・無月経に

脂肪が少なすぎるとホルモンバランスが乱れ、生理が止まることもあります。

4. 骨がもろくなる(骨粗しょう症)

カルシウムやビタミンD不足により、骨がスカスカになりやすいです。

5. 将来的な病気のリスク

高齢になってから**フレイル(虚弱)**や骨折のリスクが高まり、寝たきりになる危険性も。


痩せすぎを改善するための正しいアプローチ

痩せすぎの改善には、無理な食事やサプリではなく、継続できる健康的な習慣が大切です。

1. 食事は「質」と「量」の両方を意識

・高たんぱく・高カロリーの食材を取り入れる
 例:卵、納豆、鶏むね肉、オリーブオイル、ナッツ、チーズなど
・1日3食+間食で、エネルギー摂取を意識的に増やす
・食欲がないときはスムージーや栄養補助食品も活用

2. 軽めの筋トレで筋肉をつける

筋トレは太るためにも効果的です。筋肉がつけば見た目も健康的になり、食欲も自然と湧いてきます。

・スクワット、腕立て伏せ、体幹トレーニングなどからスタート
・週2~3回、無理のないペースでOK

3. 睡眠と休息をしっかりとる

寝不足やストレスも体重減少の原因になります。夜更かしを控え、1日7〜8時間の睡眠を目指しましょう。

4. 拒食や摂食障害の疑いがある場合は専門機関へ

もし、自分の中に「食べることへの恐怖」や「太ることへの異常な不安」がある場合は、一人で抱え込まずに専門医やカウンセラーに相談しましょう。


まとめ:痩せすぎは放置せず、健康的な体づくりを目指そう

「痩せている=美しい」という時代は終わりつつあります。
今は「健康的に引き締まった体」「元気で明るい印象」の方が、圧倒的に魅力的です。

痩せすぎにはさまざまな原因がありますが、共通して言えるのは、体からのサインを見逃さないことが大切ということです。

今日からできる第一歩

  • 食事内容を見直してみる
  • 毎日の体重を記録してみる
  • 少しずつでも筋トレを取り入れる
  • 不安があれば医療機関で相談する

「ただの体質」だと思っていた痩せすぎが、拒食症や病気のサインだったということも少なくありません。
あなたの体は、あなたにしか守れません。ぜひ、この記事をきっかけに自分の体と向き合い、心も体も健やかに過ごせるようにしていきましょう。

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